TOYOTA FEMALE ENGINEER DEVELOPMENT FONDATION

INTERVIEW インタビュー

01

もっと安全に、もっと自由に。情報系が、クルマを動かしている。 第1先進安全開発部 第12開発室 第1G 津田 裕子

もっと安全に、もっと自由に。情報系が、クルマを動かしている。 第1先進安全開発部 第12開発室 第1G 津田 裕子

※記事内容、及び社員の所属、
役職は取材当時のものです。

QUESTION01

なぜトヨタ自動車を選んだのですか?

A

クルマに興味はありませんでした(笑)。クルマが提供できる「価値」に魅力を感じたんです。クルマに興味はありませんでした(笑)。クルマが提供できる「価値」に魅力を感じたんです。

大学在学中の2つの経験がきっかけになっています。
ひとつは学部で幅広い研究テーマの実験に参加したときのこと。中でも興味深かったのが、ブロックにセンサを取りつけて動かす実験でした。線をトレースしたり、ぐるぐる回したり。センサと制御プログラムを組合せれば、コンピュータ上のシミュレーションだけでなく、思い通りにモノが動かせる。それがすごくおもしろかったんです。
もうひとつは産学共同プロジェクトで障がい者向けの京都の観光マップを作ったときのこと。「やはり車椅子ではバスに乗りにくい。旅行にも出かけなくなってしまう」と足の不自由な方の話を聞いて、「制御の知識を活かして、だれでも好きな場所行ける、安全でぶつからないクルマをつくりたい」と思うようになりました。でも、実はクルマ自体には興味がなく、内定するまで免許も持っていなかったほど。モノとしてのクルマではなく、クルマが提供できる「価値」に大きな魅力を感じたから。それがトヨタ自動車に入社した理由です。

QUESTION02

これまでにどんな仕事を手がけましたか?これまでにどんな仕事を手がけましたか?

A

運転の楽しさを一番感じてもらえる、クルマの「曲がる」を担当していました。運転の楽しさを一番感じてもらえる、クルマの「曲がる」を担当していました。

入社して4年ほどはEPS(電動パワーステアリング)のコンピューター部分の設計をしていました。EPSは「走る・曲がる・止まる」の中でも「曲がる」を担当しているため、クルマの安全性能と、運転する喜びの両方を探求することができる、奥深いシステム。入社動機でもある、クルマが提供できる両方の価値に携わることができ、仕事にのめり込んでいきました。

QUESTION03

現在の仕事のやりがいは?現在の仕事のやりがいは?

A

入社当初からの目標は「ぶつからないクルマ」づくり。その実現に着実に近づいています入社当初からの目標は「ぶつからないクルマ」づくり。その実現に着実に近づいています

学生時代のワクワクした気持ちを思い出します。

EPSを究めたい気持ちもありましたが、現部署のメンバー募集を知り、「ぶつからないクルマをつくりたいという思いを実現するにはいましかない!」と手を挙げました。希望が叶い、2014年10月に異動。現在は、様々な事故に備える衝突回避支援パッケージ「TOYOTA SAFETY SENSE」に使われるカメラセンサの設計・開発をしています。実際に起こった交通事故を分析した上で、事故が起こりやすい高速度域、車線逸脱といった様々なシーンで、事故を回避または被害軽減できるような技術開発を行っています。思い描いた技術を詰め込んだ試作部品をクルマに取り付けて、シミュレーション通りに動いたとき、学生時代の感動を思い出してワクワクしますね。

海外出張や記者試乗会でのプレゼンなど、
貴重な経験もさせてもらってますね。

カナダ工場の生産立ち上げでは、カメラセンサの組み付けがうまくいっているかチェックするために現地に出張に行きました。新型プリウスのプロトタイプの記者試乗会では、立候補してジャーナリストへの説明役として参加も。貴重な経験をいろいろさせてもらったことに感謝しています。

目標は一人でも多くの人々に安全運転技術をお届けすること。

わたしたちの部署がめざしているのは、だれもが買える市販車に安全システムを提供していくこと。技術はもちろんコストも考えていかなければなりません。だからこそ標準・オプションで、プリウスの全車型にTOYOTA SAFETY SENSEを搭載できたことはとても価値があると思うんです。街中でカメラセンサを付けたプリウスを見かけると、「わたしたちの技術を選んでくださったんだ」と嬉しくなりますね。

QUESTION04

情報系を専攻するリケジョにメッセージを!情報系を専攻するリケジョにメッセージを!

A

クルマを動かす喜びを、一緒に味わいましょう!クルマを動かす喜びを、一緒に味わいましょう!

センサを使って、実際のモノを動かせる。情報系のわたしたちにとって、それがクルマづくりの魅力です。わたしがいまこの仕事をしているのも、学生時代の実験が原点。学んだことを活かして、だれもが好きな場所に安全に自由に行けるクルマづくりに携われることに喜びを感じます。若い人々と一緒に、トヨタが掲げる「交通事故死傷者ゼロ」の目標をめざしていけたら嬉しいですね。いま、クルマ好きじゃない人でも大丈夫。わたしも入社するまではまったく興味がありませんでしたから。でも、クルマを設計していくうちに、「クルマのことをもっと知りたい、もっと乗りたい」と思うように。いまでは、プライベートでもマニュアル車で、運転を楽しんでいることに、自分でもびっくりしているんです(笑)。

OTHER INTERVIEW その他 インタビュー

TOPに戻る

pagetop

よくある質問